■「死の海」世界で拡大

【ワシントン29日共同】富栄養化が原因で海水中の酸素がなくなる「死の海」が日本周辺など世界で拡大、漁業などに悪影響を及ぼしているとの調査報告書を国連環境計画(UNEP)が29日、発表した。
 「死の海」の数は少なくとも世界で150カ所に上り、UNEPは「農地での窒素肥料の大量使用が大きな原因の一つだ」と、海に流れ込む肥料の量を減らす努力を各国政府に求めた。
 UNEPによると、魚などがいなくなる「死の海」は、海水中の栄養分が増えてプランクトンが大量発生し、海水中の酸素が大量に消費されることなどで起こる。
 1990年からの10数年で2倍に増加、中には面積が7万平方キロになるケースもある。日本では青潮と呼ばれ、瀬戸内海や大阪湾で深刻。米国東海岸、欧州のバルト海黒海など先進国周辺でも頻繁に起き、中南米や東アジアなどの発展途上国でも拡大している。(共同通信

このまま広がり続けていったら大変なことにななってしまいますね.